地獄の夢女クリスマス選手権②
では早速、各々のプレゼンへ移りましょう。
自分、先攻いいすか
(BGM:Shining Star Xmas カラオケ)
コーディネート
LOWRYS FARMでお姉さんに「何かご予定ですか?」と聞かれて「はいちょっとクリスマスイブに・・・彼と・・・へへ・・・」とはにかみながら答えたけど、その後自分で自分が怖くなり一瞬真顔になるも何とか持ち直して全身コーデしてもらったコーディネート(長い)
音也くんは赤が好き!
プリライで「俺の好きな色見せてー!」って言って自分でも笑ってしまうくらい赤が好きな音也くんのために、普段絶対に着ない、赤!朱色に近い赤コートです!赤が好きな音也くんに、待ち合わせ場所で会った瞬間、俺の好きな色つって抱きしめて貰いたい・・・(夢女っぽい)
そしてなんと・・・スカートを履くのは3年ぶり!
「なんかスカートってパンツ履いてないみたいじゃない?落ち着かんわーこんなん露出狂なった気分やん」と言ってた私も、デートといえばスカート、という思考に当たり前のように至る。私も女の子やったんや・・・・
音也くんは絶対生足の方がええに決まってる、ほんでキレイ系よりかわいい系の方がええに決まってる、いやでも音也はトキヤと付き合ってるけどトキヤはキレイ系やな・・・・・・いやそれは腐女子!!今は夢女!!!
という事でチェックのスカートを選んで貰った。
そしてまつエク。いつもはアッシュブラウンやけど、この日のためだけにワインレッドミックスに。
メイクも赤を多めにして、髪もふわふわのベリーブラウンで、とにかく音也くんの好きな色に染まってみましたっ
地元の嶺二担「自分イヤリングおっときやん」
(着替える前の写真)
バレたか〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!
いやでもこの色合いで買うな着けるな言う方が野暮じゃない?!
ここは許して!私の中の揺るぎない腐女子が正直に生きろと叫んどんねん!!
気を取り直していきます。
デートプレゼン
音也くんと付き合って2年。去年は音也くんが忙しかったのもあり、二人で過ごすクリスマスはこれが初めてです。
音也くんは夜からオフなので、見つからないようにあえてボロいローカル駅で待ち合わせをして、2人で予約してたレストランに行って、ご飯を食べました。そして夜も更けた頃に音也くんの部屋へお邪魔して、二人でまったり過ごし、他愛ない話をして私の作ってきたクッキーを一緒に食べたりしていました。
(音也くんにあげたクッキー)
(決してステラおばさんではない)
「施設でね、毎年クリスマスパーティーやるんだけど、自分で紙で靴下作って、翌朝クリスマスの朝に起きたらそこにサンタさんからプレゼントが入れられてたんだ。だからクリスマスといえば靴下!みたいなイメージがあって、思わず買っちゃった。俺の好きな色だし、かわいいなって思ったから。君にあげたいって思ったんだ」
音也くんがくれたのは可愛いらしいクリスマスの靴下で、お菓子か入っているみたいだった。
外の袋開けると、ふと音也くんが話しを切り出してきました。
「あのさ、オドロキマンのスペシャル撮影、いっぱい回してくれたんだよね。いつもそんなにいっぱい回さないのに、ソレイユとルナ出すために無理して頑張ってたでしょ?ソレイユは出た?」
出てない、というあたしに音也くんは、
「そっかぁ・・・何でかなぁ。なんかごめんね」
うーんと唸って、怒られた犬みたいにしゅんとして謝る音也くん。
そこで私は「ううん、音也くんのせいじゃないやん!復刻でたらもう一回してみよかなーとは思ってる」って言うと、まだ続けることに音也くんはびっくりした様子です。
でもやっぱりソレイユとルナはどうしても揃えたい・・・そう呟くあたしを音也くんはじっと見てたけど、私が「持ってない音也くんのUR、音也くんに引いてもらったら出るかな!?」って言ってケータイを出そうとすると、
「ダメだよ」
「え?」
音也くんが私の手をぎゅっと掴みました。
「音也くん・・・?」
「引いちゃだめ。ねぇ・・・俺のこと見て」
燃えるような瞳に引き込まれて動けません。
「ごめんね、俺・・・君があまりにもシャニライに夢中だから・・・嫉妬、してるんだ。ルナが出た時に泣いたって聞いて、トキヤにも嫉妬しちゃって・・・自分でも、子供だなって思うよ」
彼の突然の告白にびっくりしながらも、ちょっと可愛いな、なんて思ってたら、
「本物のソレイユじゃ、ダメかな?」
顔を上げてそう言った音也くんの表情は、上目遣いなのにハッとするぐらい大人びてて、いつもみたいな可愛い男の子じゃありません。
私がドキドキしてると、開けたままになってたクリスマスの靴下を見て、大人びた表情のまま音也くんが「中、見てみて」と言いました。
靴下のお菓子をどけていくと、中に小さな箱があるのに気づきます。
えっと思って音也くんを見るけど、じっと見つめてくるだけです。
「音也くん・・・これ・・・」
「うん。開けて」
びっくりして固まってると、音也くんがやっぱりじっと見つめたまま、甘いけどいつもより低い声で「開けて」って言うので、私はゆっくりゆっくり箱を開けました。
そこに収められてたのはピンクゴールドの上品なネックレス。キラキラ輝く太陽とキラキラ輝く月のモチーフ。モチーフ部分はダイヤモンドでした。
「太陽と月・・・ソレイユとルナや・・・」
そんな呟きが無意識に出てしまうくらい、それはまさしくソレルナネックレスといっても過言ではありません。
「気付いてくれた?月が太陽を支えてる・・・俺はトキヤのこと月だとは思ったことないけど、ソレイユとルナのイメージなら、こうだなって。それに、ダイヤモンドは俺の誕生石だし、トキヤが、ダイヤモンドは研ぎ澄まされてて美しいって言ってたの思い出して、これしかないって思ったんだ」
「ほんとは君が俺のだってみんなに言いたい!でも俺はアイドルだから・・・そういうことしちゃいけないって、考えられるようになったんだ。だからこれ、君にいつも付けてて欲しい」
「ねぇ、俺が付けていい?」
頷くと、音也くんが、私にネックレスを着けてくれました。
「へへ・・・なんか、照れるね。ドキドキする」
そう言って笑った音也くん。笑顔が最高に可愛い。
「すごくよく似合ってる。可愛いよ。ちょっと心配になっちゃうくらい」
そしてそのままぎゅっと音也くんに抱きしめられます。
「俺、君の事が本当に好き。ずっとこうやって、腕の中に閉じ込めておきたい。それくらい大好き。ずっとずっと、離したくない」
「大好きだよ」
私も大好き、と音也くんをぎゅっと抱きしめ返します。
「あげたのに、俺の方が貰ったみたいな気がする」
想いは、輝く。
「メリークリスマス」
・・・・・・。
STAR JEWELRYのCM・・・?