地獄の夢女クリスマス選手権③
嶺二担「よかったよ!ドキドキした!!よかった!!あ〜〜〜音也くんかっこいい・・・かわいい・・・めっちゃよかった・・・!!」
話聞いてる時にも口もと押さえて興奮してた嶺二担。いや〜〜〜ありがとう私の初めての夢女妄想きいてくれて・・・
嶺二担「はートキヤちゃんにも嫉妬しちゃう音也くんほんまかわいい・・・にしてもSTAR JEWELRYかぁ〜〜頑張って高くていいの買おうとしてるのが初めてのクリスマスって感じでよい・・・・・・じゃあ行かせてもらうわ」
コーディネート
完全に中のコーディネートが被って笑ったけど、オフショルダーで隙を見せつつ袖のモコモコが可愛い。そして嶺二色のバッグがいい感じ。恋人としての嶺二だけでなく、アイドルの嶺二も好きですよって感じがする。
嶺二担「そー!緑のもの持ってたら、れいちゃんに『君はファンじゃないでしょ、彼女なんだからね』って言われるねん!そうやけどアイドル寿嶺二はまた別やん!アイドル寿嶺二も好きやねん!」
私「あ〜〜めっちゃわかる、要するに全部好き」
嶺二担「全部好き」
デートプレゼン
嶺二担「実は隠しとったねんけど、ちょっと前から同棲してんねん・・・(赤面)」
私「ハァッッ!!!?言ってや!!!」
ここからは本人渾身の直筆()文章でお送りします。
同棲して初めてのクリスマス。れいちゃんはクリスマスライブのために忙しくてすれ違う毎日でした。毎日私が寝てから帰ってきては、私が起きる前に出て行ってしまいます。寂しくても心配をかけたくなくそう言えず、約1ヶ月、私達はほぼ言葉を交わすことなく、ろくに顔をあわせることもなくお互いに日々を過ごしていました。
クリスマスイブ、彼は今までの成果を見せるためにライブ会場へと朝早くに出かけてしまいました。もちろんそのあとは打ち上げ。「先に寝てていいよ」といういつものLINEを見ながら、仕方ないとベッドに入りました。
その夜中のことです。ふと目を覚ますと隣にはコートもマフラーもそのままですやすや眠る彼がいました。帰ってきて力尽きてしまったんだと、笑った時、枕元に置かれた箱に気づきました。
疑問に思いつつも水を汲みにキッチンへ。帰ってくると彼が目を覚ましていたので、汲んだ水を差し出しました。
「プレゼント届いてたね」
「これなに?」
「開けてごらん」
嬉しそうな彼の声に急かされて箱を開けると、
そこには私が欲しがっていたダニエル・ウェリントンの腕時計。ブレスレットとセットになったそれを彼は嬉しそうに眺めながら言いました。
「いい子でお留守番できてたから、サンタさんがご褒美くれたんじゃない?」
夜景の見えるレストランもなければ、イルミネーションを寄り添って見るわけでもないこんな寝起きのクリスマスですが、私には素敵なサンタがいたようです。
「すぐ時間忘れてあわあわしちゃうから、しっかりこれで確認するんだよ?」
からかうように笑った彼の指が腕時計を巻いてくれる。その事実がとんでもなく素敵に思えて、そのあとは久しぶりに彼の腕の中で眠りました。
「でも今日の朝起きたら集合5分前でした」